- 2023.05.01
- 労働者とは?
メーデーとは、5月1日に世界各地で開催された「労働者の祭典」が始まりで、元々はヨーロッパを起源とした夏の訪れを祝うお祭りだったそうですが、19世紀のアメリカで「労働状況の改善を求め、労働者が声をあげる日」となったそうです。
突然ですが「労働者」ってなんだかご存知ですか?
「働く人のことでしょ?」というのも一つの答えです。
労働法は、使用者と労働者の契約関係について適用されます。労働法の下での「労働者」とは、使用者の指揮命令下で働く者です。労働法の下での労働者は原則として、使用者の合理的な業務命令や配置転換命令などに従わなければなりません。
ちなみに同じく働く人でも「労働者でない者」もいます。会社の役員などです。
労働者ではない者は、会社から業務のやり方や時間配分などについて、具体的な指示を受けない立場にあり、会社と対等な立場にあるため、業務のやり方や時間配分は自分で決められます。
ただし、「労働者か否か」は、「実際の業務がどのように行われているか」という実態で判断されます。一般には「労働者でない者」とみなされている方でも、会社から業務のやり方や時間配分などについて、具体的な指示を受けている場合には「労働者である」と判断される場合があります。