2023.08.11
山の日

山の日は、日本の国民の祝日の一つで、毎年8月11日に祝われます。山の日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨で制定されました。8月11日が山の日になった理由は、お盆の頃で休暇が取りやすいからです。一時はお盆前の8月12日が有力でしたが、日航機墜落事故が起きた日と重なることから見直され、8月11日に落ち着いたそうです。〔Bingチャットで調査〕

なお、2023年の東京地方本部のカレンダーでは8月11日は金曜日です。14~15日は年休特定日、16~17日は夏季休日、18日を年休奨励日とすることで10連休となっています。

祝日法第3条第2項は、いわゆる「振替休日」を次のように定めています。

「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。

この規程は、昭和48年の祝日法改正により設けられました。国民の祝日は、「国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日」とされており、同時に休日とするとされています。したがって、祝日を休日としているのは、それぞれの祝日の意義を考え、平常の勤務を離れて、それにふさわしい一日を過ごすことができるようにという趣旨と考えられます。「振替休日」の規定は、祝日、日曜ともに、それぞれの平常の勤務を離れた日として確保できるようにするためのものです。「振替休日」は、通常は翌日の月曜日に振り替えられますが、例えば5月3日の場合であれば、4~5日も祝日であるため、5月3日から6日のいずれかが日曜日に当たるときは、この4日間が連続して休日となります。

知ってそうで知らない「国民の祝日」とその趣旨や経緯 | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)

ちなみにこの「振替休日」、条文に記載されているのは「日曜日」だけで、「土曜日」については触れられていません。これが土曜日の祝日が振替休日にならない理由です。振替休日が導入された昭和48年の祝日法改正の頃は、学校も会社も、休日といえば日曜日のみの週休1日制がほとんどでした。なので必然的に日曜日のみが振替休日にできる日となったのです。この先10年間の間で、8月11日が土曜日となるのは2029年です。休みが減ると考えると、ちょっと寂しいですね。

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