- 2024.05.06
- ゴールデンウィークの最後に
5月3日に発表された「米雇用統計」は、当該国の金融当局が思い描いていた内容、好意的に受け止める内容と評価されました。当該国の市場関係者は皆、強いインフレ圧力を警戒していて、これ以上の金利上昇を望んではいなかったことがよくわかります。
市場関係者が胸をなでおろした雰囲気の中に、「ゴルディロックス的」という聞きなれない表現が出てきますが、これは・・・
イギリスの童話「ゴルディロックスと3匹のくま」に登場する少女ゴルディロックスが、熊の家で飲んだ「ちょうど良い温かさ」のスープに由来する言葉で、「過度すぎず不足すぎない、一定の範囲内の『中間のほどよい状態』」を意味します。
・・・ということだそうです。
一方で、ドル円は160円が見えたところで、金融当局の大規模な介入により152円まで戻しました。日本の円と経済にとって、「ゴルディロックス的」な状況が訪れるのはいつか?、注目していきましょう。